3/28木さくらのしらべ8一部@品川ステラボール
小田さくらはヤバい、ヤバすぎる。そして私はそんな激ヤバナオンの沼に首、いや鼻だけ出してどっぷりハマりまくっているもう抜けられそうにない。
今回のさくらのしらべは何重もの意味で「ヤバイ」と思った。
①過去の選曲を再び歌い直す
過去のイベントで歌った歌を再び歌うというのは私の知る限りでは今までなかったと思う。前より下手だったらどうしようとか、同じ曲でお客さん飽きないかなとか色々思い浮かぶだろう。特にさくらのしらべにくるファンは「今年はどんな歌を歌うんだろう?」と期待しながら来る。あえてそのデメリットを背負い勝負する肝の強さ。この選曲ができるのはむしろめちゃ自信があるから。そしてその自信を持てるほど場数を踏んでる、練習してきているということ。光井先輩もびっくり。ヤバ!
②パワーアップしてる
私はさくらのしらべ6からリアルで参加するようになって、6と7においてはDVDを100万回見まくって小田ちゃんがどんな歌い方をするのかをHDD並みの精密再現レベルで覚えている。その調子で聴いてたらそれを上回るクオリティではるかにうまくなっていた。
小田ちゃんはもともとめちゃ歌が上手いけど、強いて課題をあげるとすれば地声と裏声に結構大きな段差があることと、地声で可愛く歌うときに若干ベッタリモッタリしていることだと思っていた。今回はそれがまっっったくなくなっていた。欠点無くなっちゃった。どうすんの? ヤバ
③照明と天井しか思い出せない
私は歌に聞き入ると目を瞑るか上を向くかの癖がある。よって大貫妙子とか山下達郎とかのライブにいくと思い出がだいたい暗闇か壁か天井である。今回のさくらのしらべ8も、今情景を思い返すと、照明か暗闇しか出てこない。ハロプロのライブでそうなったことは一度もなかった。いつもメンバーの輝く姿をこの目に焼き付けようと必死で、このブログにあげる感想もお腹がどうとか脚がどうとか身体的特徴ばっかりだったのに。ヤバくない!?
③超恋愛選曲
セットリストの殆どが恋愛で頭がお花畑ハッピーか、大森靖子もびっくりなメンヘラ曲だった。ハロプロといえば地球、世界平和。これはたしかにそうで、今のモーニング娘。のライブは殆どその世界平和と自己実現についての曲で占められている。一方で、彼氏のことばかり考えていて彼氏の一挙手一投足で史上最大の幸福を味わったり、最低のメンヘラに陥ったりするというのもまたハロプロだとも言える。小田ちゃんは今回その部分をピンポイントにすくってきていた。匂い立つハロプロ臭を再明示したのである。ヤバいね。
小田さくらさんは本当は激恋愛体質で超自信のあるナオンなんだと思う。モーニング娘。ではなかったら、サークルクラッシュどころか学部クラッシュくらい軽くやっているような人だ。自分はモテないとか、どうせ私なんかとか、ブスは化粧で頑張って隠していくしかないとかというようなネガティブでぐじぐじした喪女スピリットとはド対極な、彼氏さんと恋愛のことだけ考えているような人。男の子が大好きで、女友達が少なくて、次の休みはデート、長い休みは彼氏さんとグアムみたいな人。フリーの時もバーでナンパされるとか、知り合いの男の子に誘われるとか、恋愛マターに事欠かない、そういう人なんだ。もしモーニング娘。ではなかったら、西野カナが書いているようなまんまの恋愛をしていると思う。
だから私は大人になった小田さくらさんを想像した。大人になったら、勝ち組のメンズと恋愛して割と早めにサクッと結婚する。で、メンズについて行って海外(HawaiiかLAかParis)に移住して、可愛い男の子が生まれる。そして今日はWhole foods marketに行ったとか、息子が言葉を覚え始めたけど全部英語なんで困る(息子の後ろ姿とabcの本の写真)とか、息子は偏食がひどいけどこのTofuだけはもりもり食べてくれるから嬉しい(Organic tofuと書いてあるパッケージの写真)とか、Londonに旅行に行ったら思いのほか寒くて急遽バーバリーでトレンチコートを購入した(ばり高そうなトレンチコートの襟だけと顔ドアップを写した写真)とか、息子が小学校(プライベートインターナショナルスクール)に入学したとか、その息子が日本語で喋ってくれなくなって、私は英語苦手だから困る(シャレオツテラスとgrammarの教科書)みたいなブログをあげまくるんだろう。ヤバいよ。
印象的だったのは浜浦さんに対して「私の親友。仕事仲間かつプライベートでも仲がいいという奇跡の両立」(意訳です)と言っていたこと。じゃあ小田ちゃんにとってモーニング娘。とはどんな存在なんだろう。特に二部でお母さんから名前が挙がっていた石田亜佑美さんは、どんな人なんだろうか。小田ちゃんはそういうナオンで、生まれながらにしてナチュラルボーンオンナof the オンナなのかもしれない。
そう考えると小田さくらさんが女だらけの女しかいないハロプロにいることが奇跡なんじゃないかと思うし、その中でよりタフさマニッシュさを要求されるモーニング娘。にいると思うとこの世界は不思議なものよのぉ本気で思う。斉藤由貴みたいなもんなのかな。あの人も女性のファン多いけど、いろいろブチかましてきて生きているから。そして私はその沼にひょいひょい入ってバカみたいにハマっている。
セットリスト
01.気が付けばあなた(松浦亜弥)
MC
02.スイートホリック(安倍なつみ)
03.恋の花(安倍なつみ)
04.例えば(モーニング娘。)
MC
05.ずっと好きでいいですか(松浦亜弥)
06.中央改札(松浦亜弥)
MC
07.幼なじみ(藤本美貴)
08.時空を超え 宇宙を超え(モーニング娘。)
09.部屋とワイシャツと私(平松愛理→田中れいな)
10.好きで×5(モーニング娘。)
11.葬送終曲「聖痕(スティグマ)」(リリウム)
MC
12.息を重ねましょう(安倍なつみ)