ラベンダーの夜明けの海

2019年09月

アンジュルム 2019 秋「Next Page」~勝田里奈卒業スペシャル~

 

 勝田里奈が卒業した。会場が武道館の約半分のキャパシティーのパシフィコ横浜だったのでチケットは落選してしまった。アンジュルムに対するモチベーションがそんなに高くなかったので、ぼやぼやしていたら近隣のライブビューイング会場も満席になってしまった。結局dtvで視聴した。

 思えば、勝田里奈は和田彩花に次ぐハロプロ加入してめちゃくちゃ変わったメンバーなのではないか。変化のきっかけは相川茉穂だった。相川茉穂が加入する以前も、勝田里奈はおしゃれ好き・ファッション好きを公言していた。しかしそれは、年齢もあってのことだろうが、ただの「ファッション好き」で、それで将来どうこうしたいという兆しは見えなかったし、本人ももしかしたら自覚していなかったと思う。相川茉穂の加入、圧倒的なセンスの提示、それで勝田里奈は自分のやりたいこと、行きたい道をはっきり決めた。決めてからはしっかりと着実にやりたいことに向かって邁進した。だからこそ今日のような、希望や未来しか見えない明るくてさわやかな旅立ちになった。

 本当は自分のやりたいこと、行きたい道がはっきり決まったその時に卒業すべきだったと思う。勝田里奈は長くここにとどまるべき人ではなかった。和田彩花の卒業と被ってしまったからなのだろうが、それでもそれより前に飛び立ってもよかったのではないか。アンジュルムを卒業してから、短大ではなくしっかりと大学や専修コースで服飾の勉強をした方が良かったのではないかと思う。ここ2年くらいはいつも「やりたいことがきちんとあって、それに向かって明確に着実に進んでいるのに、なんでアイドルで道草しているんだろう」と感じていた。少なくとも私は。アイドルは彼女にとってそれこそ踏み台で、夢・ゴールへの線路だった。

 

 9/23、私はアンジュルムの新曲のリリースイベントに行った。リアル「アンジュルムの勝田里奈」はあの日が最後だった。私は客層の違いにめちゃくちゃ驚いた。おしゃれで若い女子ばかりなのである。苗字が書いてある自作カラーTを着ている人や公式メンバーTを着て全身推し色になっている人がほぼ皆無だった。大体の女子が、ラクーアの後すぐ代官山行ってもOKみたいなコーディネートながらも、うまく推し色のアイテムをうまく組み合わせていて、めちゃおしゃれだった…。

 特に前現場がハロプロ研修生発表会・モーニング娘。座間公演だったのでなおさらである! しかも私はジ・おたくの外見をしていて、公式グッズやカラーTを着てニコニコ喜んでいるようなタイプだから…逆に、おしゃれすぎて怖くなった。

 

 そもそもアンジュルムは今でこそ、イマドキの・ファッショナブルで・おしゃれ・特別な女子の集団というイメージを持たれているが、その前身であるスマイレージは「世界一ミニスカートの短いアイドル」であり、「AKB48のハロプロバージョン」なアイドルグループだったと思う。特に当時のハロプロを考えてみると、ほかのグループは熟練の女戦士ばかりであった。モーニング娘。はプラチナ期から移行したばかり、9期はいるはそれ以外の先輩メンバーは髪の毛ギンギラギンのアイメイク真っ黒だったし、Berryz工房や℃-uteもすでにキャリアを積んですれていた。ストレートの黒髪・姫カット・制服風の衣装、ひたすら「清純」をアピールしていたAKB48に対してのつんく・ハロープロジェクトのアンサーが「スマイレージ」だったのだ。メンバーのビジュアル・髪型・制服風の衣装・そして「ぁまのじゃく」や「夢見る15歳」などからも伺える。今思うとスマイレージとアンジュルムは正反対のグループだった。2期メンもあんな感じだったし、「ドットビキニ」だし…。当時、スマイレージ=アンジュルムが将来ハロプロ一番のおしゃれグループになると想像していた人はいるのだろうか? 笑

 アンジュルムは相川茉穂の加入、和田彩花・勝田里奈の成長によって形作られたグループだといっても過言ではない。相川茉穂はアンジュルムの「覚醒」を促し、和田彩花はアンジュルムのコアとなり、勝田里奈はフレームとなった。3人が卒業した今、アンジュルムのアイデンティティは形骸化した。しかしそれは哀しいことではないし、必ずしもそれに固執しなくてもいいし、それを継ぐとかも思わなくてもいい。今のメンバーがどういった味を出していくのか、それがとても楽しみである。おしゃれな矜持をもつメンバーがいなくなった今、おしゃれな女の子をガンガンにひきつけ続けられるのかという危惧はあるけど。佐々木莉佳子がそうなるのかな。

 これからのアンジュルムはどうなっていくのだろう…。相川茉穂が種をまき、和田彩花のもとで狂信化し、勝田里奈が先鋭化させた「今のアンジュルム」の姿ではなくなることは確実だろうとは思う。

 勝田里奈について思うことはなにもない。彼女の道をいけばいい。またね!

 

セットリスト
01. いとし いとしと Say My Heart
02. 次々続々
03. 赤いイヤホン
04. 泣けないぜ…共感詐欺
05. 人生、すなわちパンタ・レイ
06. 恋はアッチャアッチャ
07. タデ食う虫も Like it!
08. 恋ならとっくに始まってる
09. プリーズ ミニスカ ポストウーマン!
10. 鏡の国のひねくれクイーン
11. チョトマテクダサイ!
12. フラグをぶっ壊せ!
13. 好きよ、純情反抗期。
14. 今夜もステキに落ち着けない
15. 旅立ちの春が来た
16. 交差点
17. Uraha=Lover
18. 新しい私になれ!
19. 大器晩成
20. 46億年LOVE
アンコール
21.とっておきのオシャレをして/勝田里奈ソロ
22. 私を創るのは私
23. 友よ

9/21 モーニング娘。'19 秋ツアー KOKOROKARADA

 

 座間初日に入った。そういえば私はエグゼなので、チケット先々行に申し込んだらすんなり取れた。ハロプロ史上超絶難易度が高い座間でも、エグゼなら余裕だった。エグゼすごいっすね…。全然利用できてないけど…(BEYOOOOONDSばかり行っていると全く使いどころがない。もっと有効活用したい)。

 15期が加入して初めてのツアーだから、たとえば10期が入ったときみたいに「ピョコピョコウルトラ」みたいなかわいいシングル出してフレッシュさをアピールしていくのかなと思っていたら全く違っていた。

 むしろある意味でのオカマ感がさらに増していた。さながらネオ・プラチナ期と言ってもいいほどである。セットリストが全部つんく曲だった。加えてツアーでは久しぶりの往年のちょっとマニアックな曲もあった。先輩のお姉さん組が超絶進化を遂げているからなのか、「アタシ」感があったし、「つよくてマブいスケたちの儀式」っぽさがすごくて超絶かっこよくて楽しかった。

 モーニング娘。のライブはほかのグループの5倍くらいボリュームてんこ盛っていて、それを2日間4公演こなしてしまうのだからやっぱりおばけ軍団だなと思う。ほかのグループではこれほどまで運動強度が強いセットリストでのライブは正直できないと思う。それを裏打ちするように、全員が堅牢な肉体とマッチョな魂を持っていた。超かっこよかった。

 秋ツアーと言うことで、衣装が落ち着いていた。少なくとも前回ツアーのBest wishes!のように蛍光色やデニムは使っていなかった。

 ちなみに今回は生田さんのバースデーイベントでゲットした黄緑色のTシャツを着て、去年の秋ツアー「Get set go!」の時に買った黄緑色のリストバンドをはめて、今回のガチャガチャでゲットした生田さんのエコバッグを持った。超絶「えりのレディ」に擬態したのだ。推しのものを身に着けるのはとっても楽しかった。今までは公式でカラーTをゲットすることが不可能で、擬態さえできず、普通の格好で行っていた。バースデーイベントのTシャツは宝物だ。買ってよかった。

 

セトリの感想

 プラチナ期っぽさがすごいと書いたが、セトリを眺めていると10期が入って以降の「最近の曲」がほとんどだった。プラチナ期の尖り方についてよく言及されているが、実は最近の曲もめちゃくちゃ尖っていた。特に人生Blues・セクシーキャットの演説・自由な国だから・Tokyoという片隅・Are you happy?あたりは「ナオンっぽさ」と「辛気臭さ」がすごかった。私はこの路線が大好きだ。特に「Are you happy?」に歓喜した。あれはやっぱり、モーニング娘。やつんくさんのここ数年間の作品の中で1番の名曲だと思う。とりあえず「Are you happy?」やっとけばOK。まじかっこいい。死ぬ。

 お姉さん組の「抱いてHOLD ON ME」が最高だった。今回はお姉さん組が五百羅漢や梁山泊などそっちの方面に進化していて、つよさが2億倍増していた。特にサブリーダーの生田・石田さんはリーダーの譜久村さんの両脇にいると、さながら金剛力士像のようだった。

 メドレーが好きだ。ロッキンで場を掌握した最高ナンバー「HOW DO YOU LIKE JAPAN?」からの「ブレインストーミング」、そして「女が目立って なぜイケナイ」。私は双眼鏡で小田ちゃんをガン見していたので、しょっぱなのあの強すぎるパートをドアップで目撃した。かっこよすぎてその場に座り込んでしまった。それからの「Tokyoという片隅」…佐藤優樹さんと小田ちゃんのバチボコタイマンみたいなユニゾンが最高だった。からの「直感2~逃した魚は大きいぞ!」である…いきなり何…? まさかこの曲が来るとは思わなかった。最高過ぎて死ぬんだけど。

 「OneTwoThree」 は、数年ぶりにフルバージョンだったので、生田さんの「る」が聴けてバイブスがガン上がりした。そういえば「セクシーキャットの演説」の「迷惑ベーカリー」も聴けた。Bパターンのセトリも見たが、私はA派である。

 

メンバーの感想

 私は今回ほぼ生田衣梨奈さんと小田さくらさんしか見ていなかった。なので長さのばらつきは勘弁。メンバーに対して思っていることは前回のツアーとあまり変っていないと思う。

 

・譜久村聖

 ライブ映像を見ていると頼もしくてかっこいい「ザ・リーダー」という感じだし、ブログやインスタグラムを見ているとぽへぽへしていておもしろくて可愛い。でもこうやって生のライブを見ると、「儚さ」が全面に際立つ。白くて、清廉で、今にも消えてしまいそうな、朝露みたいな人だった。

 譜久村さんを見ていて、なぜかプリンセステンコーを思いだした。後で画像検索したら結構似ていた…笑 プリンセステンコーは犬猫をいっぱい飼っていて、自らの身体を張ってイリュージョンをする、意外と譜久村さんと共通点が多い。プリンセステンコーと同じように、譜久村さんって、やっぱり自ら前に出る「現場の人」なんだと思った。

 

・生田衣梨奈

 ブログで「髪を切った」と予告していたから、2014年や15年の時のように、ショートヘアにしたのかなと思っていたら逆で、まさかのエクステンションだった。美容院=髪を切るという貧弱な発想の持ち主よ、私よ。私は私を少し軽蔑した。頭頂部でひとつに縛っていた。そのため具体的な長さは分からないが、胸より余裕で下ぐらいの超ロングだと思う。Beyooooondsの江口紗耶ちゃんがキンキンになった感じ。シャンプーが大変そうなのでセームタオルをプレゼントしたい。

 生田さんが姿を現した時、「アリアナグランデだ!」と思った。夜公演では自分のこと「エリアナグランデ」と言っていたらしいので、きちんと目指している方向を理解できて嬉しかった。

 生田さんの最近の進化には目が離せない。何回も言うが私は生田さんのパフォーマンスの時の動きが大好きで、なぜか知らんがめちゃくちゃツボに入って、笑いが止まらなかった。手を叩きながらみていた。しかしそういうところが全くなくなって、むしろ称賛の拍手を送りたくなるほどめちゃくちゃかっこよかった。相変わらずドヤ顔をしているときは面白かったが…。フォルムがきれい。しゅっとしていて、頭が丸くて、細くて、白くて、筋肉もりもりだった。

 最近譜久村さんとまたらぶらぶだ。ふと、知らんけど、もしかしたら生田さんの行動原理は全て「みずきをささえる」ことなのかもしれないと思った。

 

・石田亜佑美&佐藤優樹

 この二人の印象がない! 不思議だなあ。いい意味で前回のツアーと全然変わっていないからかもしれない。「安定」しているんだと思う。

 

・小田さくら

 私は全身黄緑を身にまとっていたけど、実は小田さくらさんが一推しで、エグゼも小田ちゃんで、たぶん恋をしていて、それはもう死ぬほどラヴなのだと思う。しかし最近勝手ながら、この思いは果たして「真」なのだろうかと結構悩んでいた。生田さんいるし。島倉さんのこと大大大大大好きだし。

 ライブをみて、やっぱり私は小田ちゃんのパフォーマンスが一番好きだと思った。私はパフォーマンスしている小田ちゃんがマジで好き。永遠に見ていたいと思う。その点においては小田ちゃんが断トツ一位である。

 「好き」の種類が違うのだ。私はパフォーマンスをしている小田ちゃんが好き。生田さんは造形と動きが好きで、島倉さんは顔とポテンシャルが好き。私はアイドルの何が好きって、私はパフォーマンスをしている姿が一番好きで、私の好きの根幹をなしている。したがって小田ちゃんはパフォーマンスで最高でありかつ君臨し続ける限り、これからもずっと一番だと確信した。小田ちゃんは写真とかグッズとかを買い集めるではなく、ライブ、パフォーマンスをずっと見ていたい人なのだ。

 「女が目立ってなぜいけない」の目立ちまくってる感に超絶しびれた。モーニング娘。の「つよさ」と「圧」の根源はこの人にあるなと思う。

 一方で髪の毛を切って、2015年の時と同じくらいの長さのおかっぱになっていた。当時の面影があって、小さくて、幼くて、儚いところも見えた。

 動きの激しさは休養前とほとんど変わっていなかった。さすがに首をグルングルン回す振り付けは控えめだった。いつも全力で身体を動かす人だから、悔しいんだろうなと思った。

 

・野中美希

 ピアノの時にうるさいオタクに「だれー?」と言われてて笑った。確かに遠くからでは誰だか判別できないくらい痩せていた。オタクは続けて「ビヨーンズ?」と言っていて私は大爆笑した。「アツイ」や「Go waist」で小林萌花さんがピアノを弾いてるから、「モーニング娘。もさせたろ! あ、野中と佐藤がええな!」という安易な感じがめちゃくちゃハロプロっぽかった…笑 野中オタクによると、ツアー前SNSの更新が全くなかったそうで、心配している人も多かったが、ピアノが理由だったのだ。健やかな人だ。

 

・牧野真莉愛・羽賀朱音

 前回と変わらず、全力で楽しそうにパフォーマンスをしていた。野中にあわせた選曲なのだろうか、シャッフルの「One and Only」は難易度高かったと思う。

 

・加賀楓

 加入当時は苦手の部類に入っていたけど、むしろ最近は目を惹かれることが多い。ほんとによくやっていると思う。

 

・横山玲奈

 「よこやんは歌もダンスも普通なのに、モーニング娘。感がすごい」という意見をTwitterで見た。たしかによこやんは15期をのぞいて実質の芸歴が一番浅い人なのだけど、なぜかめちゃくちゃ「ゲーノージン」である。一番業界用語が似合う。なんでやろね笑

 

・森戸知沙希

 加入から2年たって、ずいぶんモーニング娘。に溶け込んだと思った。12期やよこやんとキャイキャイしている姿が好きだ。パフォーマンスは「いつも通り」だった。これからはモーニング娘。のパフォーマンスの根幹をなす人になっていくのだろう。

 

15

 北川さんが一番スキルがあると思った。特にダンス、リズムの取り方がかっこよかった。

 岡村ほまれちゃんは今のところ15期で一番好きだ。動きが先日の研修生発表会の30期そのものだった。よくこんなモリモリのツアー最後までついていけたなという気持ち…。

 山﨑さんは話し方、特に「さ」行と濁音が中国語っぽかった。もしかしたら母国語が中国語なのかもしれない。肌の色とかもそんな感じ、中国にルーツがあるのかもしれない。今度個別で誰か聞いてきてほしい。

 

次は相模女子大学グリーンホールです。

 

セットリスト(9/21昼公演 Aパターン)

01.KOKORO&KARADA

02.人生Blues

03.負ける気しない 今夜の勝負

04.青春Say A-HA

05.わがまま 気のまま 愛のジョーク

MC1

06.ジェラシー ジェラシー

07.自由な国だから

08.セクシーキャットの演説

09.ロマンスに目覚める妄想女子の歌

MC2

10.抱いてHOLD ON ME 91011期)

11.One andOnly12期)

12.Rockの定義(1314期)

13.好きな先輩(北川・岡村・山﨑)

14.雨の降らない星では愛せないだろう?

15.ピース!

MC3

16.メドレー

HOW DO YOULIKE JAPAN?~日本はどんな感じでっか?~

~ブレインストーミング

~女が目立って なぜイケナイ

Tokyoという片隅

~直感2~逃した魚は大きいぞ!

~ドッカーン カプリッチオ

MC4

17.OneTwoThree

18.Are youHappy?

19.Isurrender 愛されど愛

20.What isLOVE?

アンコール

EN1.Hey!Unfair Baby(新曲)

MC5

EN2.青春Night

ハロプロ研修生発表会 煌

 

 ハロプロ研修生発表会に行った。Beyooooondsが出演するということでチケットを購入した。研修生発表会は初である。ハロオタ5年目にして最後の砦に到達した。まさか…まさか私が研修生発表会に行くとは。カントリーガールズ・つばきファクトリーの単独公演もまだ行ったことないのに…。Beyooooondsの力恐るべしである。

 しかしいくらBeyooooondsが出演するとは言っても、メインは研修生である。私は研修生の顔と名前をあんまり認識していない。Beyooooondsでさえ全員の顔と名前が一致したのが今年GWぐらいという体たらくである。また、ネガポジポジに出演していたことから唯一陰ながら応援していた小野琴己が研修終了してしまったので「楽しめるのか!?」という心配があった。

 結論、そんな心配は無用だった。めちゃくちゃ楽しかった。先輩グループの曲をカバーするのだ。研修生オリジナル曲もどれもクオリティの高いもので、そういえば私はDDで楽曲オタだったので余裕で超楽しかった。ハロコン好きな人は研修生発表会も楽しい絶対。

 

全体の感想

 客層が濃い。おじさんしかいない。女子が少ないし、苗字が大きく書いてあるカラーTシャツを着ている人など、相当な精鋭揃いだった。モーニング娘。やアンジュルムの客層とは大違い。ここに来る人はまじでハロプロが好きなんだと思う。ちなみにまことが出てきて驚いた。

 

研修生の感想

 30期が10人も入った。じんわりと顔と名前を覚えた。私は青田刈りセンサーがないので、どの子がいいとか好きとかは全然分からなかったが、豫風瑠乃さんの受け答えが結構面白くて、さすが大阪出身だと思った。橋田さんは「欲しいものは全部買ってもらえるからお年玉の使い道がない」と言っており、生まれながらの強者感がビンビンに漂っていた。村越さんはthe往年のハロプロ顔で、ハロプロ研修生というより、カントリー娘。とか、メロン記念日、とか太陽とシスコムーン感がめちゃくちゃ強かった。江端さんが可愛かった。

 先輩研修生は、去年の大量抜擢の後の「精鋭」揃いである。同期や後輩がバンバンデビューし、研修生活動を終了する仲間もいる中、研修生であり続けることを決意し精進を重ねた武者が勢ぞろいしている感じ…修羅も何もかも通り抜けた百戦錬磨感がものすごかった。5人になってしまったばかりの時のこぶしファクトリーのようだった。特に米村姫良々さん。出ずっぱり&パートいっぱいで、貫禄がまるで10年目のベテランのようになっていた。し、怒っているような、オラついているような、修羅っぽい感じがいつかの浜浦彩乃さんみたいだった。

 あえての呼び捨てにするが、窪田七海は自分のパートではないところもそのデカい口を大きく開けてうたっていて、顔のうるささと相まって、ふてぶてしさが半端なかった。これは誉め言葉だ。米村姫良々vs窪田七海でタイマン張ってほしい。他にはお財布はジップロックな石栗さん、タピオカが苦手な米村&金光さんなど、かわいいもの・タピオカなどがブログにいっぱい書いてある選抜された元研修生メンと比べると流されなくてシンプルでとても強い人たちばかりであったし、めちゃくちゃバチバチしていた。ハロプロの中でも最も下剋上精神に燃える集団なのでは?

 

Beyooooondsの感想

 パフォーマンスのない接触イベントには絶対入らない!!! と決めていたのに、気づいたらアルバム握手会の券を購入していた。久しぶりの全員握手で緊張した。島倉りかちゃんは相も変わらずめちゃくちゃ可愛かった。いつも、右目下のアイラインにあるほくろをガン見しようと思って望むのに、いざ目の前にすると頭が真っ白になってしまう。今回も確認できなかった。山﨑夢羽さんはすごく人見知りだと思う。私も人見知りだから、人見知りと人見知りが対面した時のあの感じがものすごかった。江口紗耶ちゃんは思ったよりずっと背が高くてびっくりした。最後に生で見たのはハロコンだったから、また大きくなっていたのかもしれない。あと清野桃々姫さんが私の身長を抜いていた…。リアルタイムで背が伸びるアイドル…。

 公演一曲目の「これからだ!」の歌詞は一岡伶奈さんの親和性が高くて、じんわり感動してしまった。一岡さんは声がめちゃくちゃ良いからなおさら。最近、ブログや握手対応などで、私の中の一岡さん株が急上昇している。ピュアで、素直で、直感がすごくて、元気で、おしゃれ、声がいい…好き。

 島倉さんはやっぱりパフォーマンスが最高で、ステージに登場するときのオーラが他の誰よりも圧倒的だった。「わたしです」という感じで、静かに、堂々と、誇るように君臨していた。ステージライトをうけると髪の毛がチョコレート色になって、ちょっとだけ小麦色の肌と相まってとてもきれいに輝いていた。「ブギウギLOVE」はその低いお声にマッチしてめちゃくちゃかっこよかった。最後のMCから「ヒロインになろうか」の表情の切り替えを双眼鏡で目撃してしまった。私は頭が真っ白になった。すごく、かっこよかった。その後も双眼鏡でガン見していたら、客席に向かって指を指す振り付けが私のいた客席と一致していたので、ピンポイントで指さされている風になった。悪いことはしていないが、摘発された気分になった。かっこよかった。

 江口さんと「有頂天LOVE」の親和性がとても高かった。江口さんはスマイレージの人だ。一方で同じく「有頂天LOVE」をパフォーマンスした平井さんはいい意味マッチしていなくて、ぎこちなくて、しかしダンスだけはめちゃくちゃ上手くてアンバランスさに惹かれた。

 高瀬くるみさんに目を惹かれた。表情や魅せ方はピカイチだと思う。里吉うたのさんの「Go Waist」の連続ハイキックが素晴らしかった。あとで真似したら筋を痛めた。小林萌花さんはいつもニコニコでパフォーマンスする。見てて楽しかった。

 次のビヨーンズ現場は演劇女子部の『リボーン』相当先の話だ…。ライブパフォーマンスが…見たい!!!!!

 

セットリスト

01.これからだ![こぶしファクトリー]/全員

02.大きな愛でもてなして[℃-ute]/全員

03.眼鏡の男の子/BEYOOOOONDS

MC1

04.ニッポンノDNA!BEYOOOOONDS

05.絶対アイドル宣言(新曲)/ハロプロ研修生

06.記憶の迷路[High-King]/ハロプロ研修生ユニット(米村・石栗・窪田・金光・斉藤)

07.情熱スパークル/ハロプロ研修生

08.青春Beat16/ハロプロ研修生

MC

09.ブギウギLOVE[カントリー・ガールズ]/一岡・島倉・高瀬・石栗・山田・為永

10.悪いヒト/ハロプロ研修生

11.如雨露[Juice=Juice]/西田・山﨑・米村・窪田・中山

12.笑って[つばきファクトリー]/米村・石栗・窪田・金光・斉藤・山田・中山・為永・松原

13.Go WaistBEYOOOOONDS(降臨:ハロプロ研修生)

14.有頂天LOVE[スマイレージ]/江口・岡村・平井・金光・斉藤・小野田(BD:新人)

15.わっきゃない(Z)[℃-ute]/前田・清野・里吉・窪田・為永・松原・小野田

MC

16.ヒロインになろうか![Berryz工房]/全員

17.SEXY BOY~そよ風に寄り添って~[モーニング娘。]/全員(降臨:BEYOOOOONDS)

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